【経費削減】見積の重要性(DSS:運営)
【経費削減:見積の重要性】
内科クリニックから「ある納入薬剤に関し値引きがないのだが、他のクリニックもそうなんでしょう
か?」と連絡があった。一般的には、定価があって納入価があるので全く値引きがないという
ことは、特別な薬剤(薬価が設定されてない薬または流通量が極端に少ない薬等)でなけば
考えられず、少なくとも消費税分(5%)程度は値引きがなければ逆ザヤとなりその問屋さん
から購入しても意味がなく、他の問屋さんをあたって見るべきである。
このクリニックの納入担当者に「この際業者さんい全ての納入品目に関して見積をとるように
指示」をした。そして結果を見せていただいたところ、全体の15%ほどが4%-5%との値引
であり、使用量のこともあるが薬価改正の度に交渉をしていなかった内容が理解できた。
今後は消費税の動向も医療機関にとっては重要といえる。10%とともなればほとんどの薬
医療材料が逆ザヤとなりますますジェネリック製品へと拍車がかかっていくような感じさえ想像
できる。しかし、診療報酬の根本的な部分のベースアップが望めない状況では日常から収益
を維持できるように少なくとも薬価改正時くらいは見積をとって価格交渉をしなければなら
ない。小さな積み重ねが収益に繋がることを忘れてはならない。