出張と焼き鳥やの関係 2010年9月(DSS:ルート50)
【出張と焼き鳥やの関係】
たまにセミナーで出張に行くことがあるが、泊りがけで行く時の夜は、出張先の街の社会勉強のために?繁華街へと出かけ、活気があるか、どのような特徴のあるお店があるかなど一回りして景気を肌で感じるようにする。
なんて真面目な話ではなく、 カウンターのある居酒屋を探してうろうろする。どこの街でもそうだが、呼び込みが以前にくべて多くその誘いに嫌気がさす時もあるくらいだ。基本B級グルメが好きな私は、見て回ると感覚的に「ここだ」というにおいを感じるとそのお店の前を二、三度うろうろし、ちょっとよる振りをして中を覗く。これがなんともスリルなのだ。お店の人と目が合わないうようにちらっと見ては、違うお店を見るふりをし、またお店を覗く、店員さんが激しく動いているお店かどうか確かめるためで、席が埋まっているお店、または空いていても店員さんが多いお店、店員さんの年齢が高いお店、3,000円あれば十分堪能でおつりがきそうかどうかチェック!理に?かなえば合格と決定!お店に入る。
当然、高いお店ではないのでその地方の雰囲気を感じカウンターに座って声がかかるのを待つ。そしてとりあえずビールを頼んで今度はメニュー隅から隅まで見回して300円から400円のメニューのなかから2-3品注文し、そして一番高いは何かいくらかを確かめる。
当然焼き鳥は食べたいところであるが、焼き鳥のおいしいお店は、お客さんの焼き鳥注文も多いので カウンターのお客さんがどの程度焼き鳥を注文しているか確認してから注文するするかどうか確かめる。
地方に行けばいくほどやきとんより焼き鳥の確率が高くなってくる。鶏肉の場合には冷凍や出来合いのものを利用しているお店では塩で頼むと冷凍中心かどうかすぐわかる。噛んでも噛んでも味がないからだ。このような場合たれでの注文が多い。前回の出張は、博多だったがその時に連れて行っていただいた焼き鳥やさんがとても気に入るお店であった。なんでもないようなその辺にある焼鳥屋さんに見えたが、予約客が多く私たちが入って30分もしないうちに満席となった。テーブルには、煙をすいとるアルミの筒が各テーブルの中央でんと座り、すべての焼き鳥のメニューが380円、どんなものが出てくるのだろうと待っていると炭の入った火鉢を持ってきて、その筒の下に置き、金網を敷く。すると次にお皿に乗った鶏肉が出てきてこれをのっけて焼くのだ。ようは焼き肉の焼き鳥版である。すると「シュー」と筒から音がして煙を吸い込む。でっかいセントラル掃除機みたいだ。これで人の頭を吸ってみたい。すったらアデランスの人大変だろうなと想像すると一人で可笑しくなってしまった。
それではとうやうやしく、金網の上にお肉を置き、お肉のサイズは串焼きの時より、小さいのだが、焦げないように頻繁に転がし、ちょっと焼き目のついたところで「どうぞ」と勧められて食べるとほんとに美味しい。これ、焼き鳥かな!なんて思うほどなのだ。久しぶりのB級グルメ、最高でした。煙はというとその通り当然です、きちんと吸い込みません。そのうちお店の中は、煙雲状態。しかし、入口が開放されているのでうまくちっていくのでした。たぶん地上1000メートルでは集まって雲になっているのだとしか思えない。ガンダムみたいにが合体してるのだろうなんてへんてこな想像しながらワイワイ、美味しいと話しながら食べてると「次何飲みますか」と催促。
では酎ハイといって店員さんに頼むとぽかんとした顔して「それなんですか」と聞かれてこっちもぽかん。聞き間違いかなと思って再度「酎ハイ」というと顔をしかめて「メニューないですよね」と返事。すると一緒に行った仲間から「焼酎を炭酸だけでわればいいから」と説明されて不思議な顔してカウンターのほうへ戻ってマスターらしき人へ説明をしている。そして「これでいいですか」といって酎ハイが届いた。さすが焼鳥屋です。
わたくし的には酎ハイは全国共通標準語と考えていたが焼酎をお酒より飲む九州ではこんなもんかもしれません。また一つ勉強になりました。