記念すべき横丁親子デビュー戦?2010年10月(DSS:ルート50)
【記念すべき横丁親子デビュー戦?】
いやあ待ってました。親子、特に男同士で飲むことを夢見た20年やっとその機会がきました。平成22年10月某日
東京に出てきて働き始めて、JR田町駅から慶応大学に行く通りのお寿司屋で初任給で親父と男二人で食事に行った時の事。カウンター席が一つしか空いてないので「またにしようか」というと「いいよ座りなさい。一回りしてくるから」と言っていなくなった親父。10‐15分位して戻ってきた時には席は空いていて一緒に飲んで食べていやあ楽しかった!嬉しかった!
カウンターだから「まぐろ食べる?」とか「いかにする?」なんて食べた思い出がよみがえる。ビールも美味しかったな!
その時から30年、子供が成人し家族で食事や居酒屋に行くことはあっても男同士で行く機会はなかった。大学のゼミの件で飲もうということになりいつもの横丁に行くことになった。念願の親子横丁デビュー戦である。
行きつけのヤキトン屋を覗くといっぱいである。焼き方のお兄さんと目が合うと指を2つ出して「二人」というといつもなら「ちょっと無理かな」っていう感じと思ったら「ちょっと待って下さい。」もう一人のお兄さんに「入れてやって!」とひと声。するとお兄さんはお客さんをくっつけ誘導し二人が座れるスペースを空けてくれる。「どうぞ」というかけ声もとにカウンター中心お店は席の後ろを「すみません」といいながら奥に入っていく。なにかいつもはどうもって感じだが今日は何んとなく緊張する。「先に座って」と子供に言って座らせ、そのあと椅子に座る。両隣のお客さんに改めて「すみません」と挨拶し、カウンターの中のいつものお兄さんが「今日はなんにしますか」というから「息子」って答えてしまってキョトンとしている。そしてまた「息子」っていうと「わかってますよ」って感じで首を縦に振る。「ビール、焼酎ね」と注文。
何かすべてが感激って感じでビールをついで乾杯だあ!いろんなことも話したがお酒が美味しい!いつも食べているヤキトンを説明しながら、「どう?美味しいだろう?」と聞くと「美味しい」と答えてくれる。これで確認できた!やっぱり俺の子だ!
そして焼酎を一口飲む。うまいなあ!嬉しいなあ!親父と飲んだ時もこんな感じだったのかな?なんて思い出しながら、ヤキトンを食べる。いつもに比べてなぜか美味しいかどうかいまいち わからない。おかしな気分である。じゃあ一気に刺しまで食べさし?ちゃえなんて「レバ、センマイ、赤身刺しお願い」と頼んだ。心の中で今日はデビュー戦だから無難に野菜巻き中心と考えたがここは一気呵成に攻めるしかない。二階からお兄さんが刺身を下ろしてきて「何で食べます?」といつものように聞くので「レバとセンマイはネギ醤油、赤身は塩ね」と頼んでテーブルに出してもらう。まず「赤身たべたら」とすすめると「これ何?」と聞くので「牛肉」と答えると「ふーん」といって食べる。すかさず「美味しいだろう?」というと「美味しいよ」と言って私の分まで食べてしまった。こんな時いつもなら「俺の分なのに」と思うところだが、今日は違う。「そうか美味しいかもっと食べていいよ!やっぱりおれの子だ」なんて考えてしまうのである。赤身は予想通りの反応だ。ジャブは成功!よし今度はストレートだ!!「レバーとセンマイ食べてみて」というと何か変なものを見る目で恐る恐る食べる。「美味しい?」と聞くと「美味しい」と言ってビールを一口グイと飲む。ちょっと効いたかな?次回はもう少し強いストレートを経験させるぞ!よっしゃ今日はここまでだ!後は軽く流して今日は終わりしようとテッポウとナス、ピートロを食べてカン、カンカン!デビュー戦は終わった!
第二戦はいつになるだろうか?今度は、家族でくるぞ結婚前に一度来たきり何度誘っても来てくれないお母さんもつれて大学入学の日のリベンジがしたい!子供を誘って早い機会に家族でこれるようにちゃくちゃくと構想を練らねばならない。
今日は、嬉しく楽しかったがリベンジに向けてもヤキトンロード 戦スタートだ。いひひひ・・・・・?