運転資金が一番減る時期を確認しておく(DSS:財務)
[2020.04.06]
事業計画をみればわかる事だがほとんどの事業計画が1年目は赤字、2年目で少し黒字になって3年目に1000万前後の黒字に設定されているケースが多い。運転資金の借入はそれに応じて準備され融資を受けることになる。そこで事業計画の8割程度しか患者増えない様であれば2年目から3年目に運転資金が苦しくなることが多い。
通常はそこまでにある程度の黒字になっていないようであれば、それから2年間で最低でも1,000万円を超える黒字に出来なければ、低空飛行の中で開業を続けなければならなくなる。そういう場合に定期非常勤やアルバイトでの事業外収入確保が必要となる。3年目で起動に乗っていないケースは、何かプラスになる材料がなければ、黒字の幅も少ないまま安定することが多く、勤務医時代の年収を確保するのは厳しいと考える必要がある。
生活資金や借入返済の一部あてられる資金を外部調達できるのは医師という職業ならではと言える。そういう所まで考えて開業をしなければならない。