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相続税調査について考える(DSS:会計)

[2009.10.15]

【相続税調査について】

ある医療法人の理事長がご逝去された。それなりの年齢で十分天寿を全うされたと思われる。申告に対する一定期間が過ぎた後、管轄税務署より相続税に関する調査の要望があった。

調査では様々な内容についていろんな角度から聞いてくるのだが、基本的には職業にもっと財産があってよいだろうとのことである。なんと昭和50年代の土地売却の事も調べており、 その時に多額の土地売却代金が入ったはずであるから、そのお金を何か使ったか、どこかに現金として隠していないかという疑いのもとに調査を行った。特にその資金が残ってない理由について、使用使途について細かく何に使ったのかと聞いてくる。その使用使途にほぼ納得すると、2時間ほどの調査で帰っていった。

仕事とは言いながら、非常にいやらしい調査であると感じるのは私だけではない。医師の逝去に伴う資産や相続に伴う調査は思った以上に厳しい。問題にならないように資料や大きな資金が動いた場合などは、資金使途が明確にわかるように日頃から準備しておくことが必要である。決して簡単に終わるものではないことを理解しておかなければならない。

 

 

 

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