リニューアル記事:医療機器【リースと購入の比較】(DSS:会計)
【医療機器のリースと購入の比較】
開業時には医療機器を購入する場合にリースが良いか購入がよいか検討する。自己資金があまりない場合には、リースする例がほとんどである。自己資金が豊富にある場合には購入するケースもある。開業後の運転資金が少なくてすみ運営も楽になるのも事実である。
具体的に実際に費用を比較するケースは少ない。ここではまず銀行からの借入金で購入する場合とリース会社を契約する場合の具体的な支払金額の総額を比較をしてみたい。再リースやリース機器買取についても法改正によって買取できないケースやリース会社が強気に出るケース出ているので確認が必要といえる。
《設定条件》
医療機器購入金額を1000万
[銀行借入期間 5年 金利 年3.5%:リース契約5年 料率 1.9%]
金額/購入方法 |
借入金購入 |
リースの場合 |
月額支払額 |
181,917円 |
190,000円 |
年間支払金額 |
2,183,004円 |
2,280,000円 |
5年合計額 |
10,915,047円 |
11,400,000円 |
年間の支払金額の差は96,996円5年間での支払金額の差484,953円となる。再リースの場合には6年目以降は月額リース料の1.2倍前後の年間リース料が発生金額は約228,000円で毎年負担していくこととなる。よって支払金額だけの比較では当然借入金にての支払の方が少なくて済むことを理解していなければならない。
借入金を10年返済にした場合は月額支払いが98,886円となり、リース料との差は91,114円となり、10年間1,093,368円の資金が浮くることとなる。10年間支払総額11,866,304円となり再リースを2回更新した場合とほぼ同等の支払総額となる。このようなデーターを目安にして実際に購入した場合の減価償却、償却資産税等や購入する機器のモデルチェンジや購入機器の金額を含めて検討することが必要である。
設備資金等炉含めた借入総額においてすべてを銀行から借入れできないケースや審査等についてリース会社が容易であることを含めて検討することが必要となる。