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患者さんより【医療ミスではないかと治療費と慰謝料を請求された】その対処法は(DSS:Q&A)

[2010.02.24]

Q,患者さんより医療ミスと言えるのではではないかと国民健康保険に加入している55歳の女性が家族(子供女性)とともに来院し、「賠償保険に加入していること」確認しながら、他の医療機関でかかった費用8万円と精神的慰謝料30万円を口頭で請求してきた。どのように対処すればよいか

A, 治療内容に関する判断は別として損害賠償保険の扱いについては、以前は100万円未満の場合は、医師会で取り扱われず100万円未満の保険会社(損保ジャパン等) 担当し対処したが、現在では基本的にすべて医師会経由で処理が行われている。

この場合、医師会経由で患者さんとの交渉や診療に対する判断が行われ、その結果、100万円以上の費用が発生する場合については、医師会の保険で処理され、それ未満の金額については民間保険会社が支払うこととなる。小さなことでも保険加入をしているようであれば、医師会を経由し、対応していくことが精神的にも楽であるし、トラブル解決の手段として利用していくことが重要といえる。

このようなケースでは、患者さんには、医師会(保険会社)が対応することを伝え、個別の交渉はせず、処理をしていくことが精神的な負担を考えれば必要であり、そのような時代となっていることを理解しておかなければならない。リスクやトラブルに対して自分自身で処理できる時代ではなくなっており、「変な患者さん」が増えていることを考えて対処しなければならない。

 

 

 

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