メニュー

会計事務所(税理士)との付き合い方を考える パート2(DSS:会計トラブル)

[2011.03.27]

会計事務所(税理士)との付き合い方を考える:パート2

 

確定申告の時期になると会計事務所とのトラブルが発生

することが多い。多くの事務処理が集中するからだろう。

 クライアントに対しての確認を電話やファックスだけのやり取り

で済ませようとする姿勢やとにかく効率的にこなそうと

する会計事務所は意外に多い。

 

大きい会計事務所などは、大口の処理を優先し小さな

クライアントは後回しとなることが多い。医療機関もその中に

含まれる。しっかりしている会計事務所は、早くから準備を

始め納得する確定申告を行ってくれる。

 

N会計事務所は、税理士の先生は学校の講師をしている関係で

常に事務所中心には動いていない。職員は2名である。

年齢も若いが考え方もドライである。

黒字になると医療機関に対してすぐに医療法人を進める。

どう考えても早いのになぜ進めるのか根拠が少ない。

 

そのような相談は必ず電話やメール中心であり、会って相談しよう

という考え方が少ない。片手間に合理的に会社を見て上手く稼ごう

という姿勢が見えるような見えないような?

 

今年の確定申告ではこんなミスが発生した。

確定申告の書類整理が遅くなり、揃えて郵送したのが

3月4日である。給与中心の申告なのでどちらかと言えば簡単である。

3月8日には連絡があり税金を12万円ほど納めなければならないが

N税理士が内容を確認していないので本日夕方確認して連絡するという。

 

待っていると連絡が来ない。翌日の午後「どうなってますか」と連絡すると

「あっすいません。昨日の金額で問題ありません。」

「納付書は速達で郵送します」という。これが9日。

 

それなら遅くても11日には納付書が届くので十分間に合うので問題

ないかなと思っていた。

10日再度連絡。「申告書の内容を確認したいので申し訳ないが

事務所にファックスかメールしてもらえないか」と依頼する。

「ファックス番号は」というので再度事務所の番号を伝える。

 

事務所にファックスが来ない。まあ忙しいのだろうと催促するのも

良くないと思って特に急がないので待つことにした。

 

11日東北関東大地震!びっくり東京に居てこんなに揺れたことはない。

いやあ東京はマヒ状態、今後どうなるのかなんて考える。

速達で郵送すると言って未だに届かない。

明日には届くのだろうと思うが心配だ。

 

12日速達ならいくらなんでも夕方には届くだろうと思っていると

まだ届かない。

さすがに電話してみる。

「まだ納付書が届かないよ」「地震あったし確認してみて」という。

「えっまだですか。確認して連絡します。」

要は、常に確認しますばかりで事務所いる様子がない。

 

5分後連絡があった。「すみません。11日にメール便で送ったそうです。」

メール便?速達じゃないの?いつつくかわからないじゃん

「ちゃんと指示してるの?どうする?」と問い詰めると

「あぶないのでこちらで立て替えて支払っておきます。」

「あっそう、とりあえずよろしくお願いします。」と言って電話を切った。

 

あまりにもその場しのぎの対応である。今まで以上に忙しいのか

その対応は年々悪くなってきている。

 

14日、午前中に「納付終わりました」と連絡があった。

すかさず「納付書ファックスでもいいから送って下さい」と依頼。

5分後ファックスを確認これで一段落、ホッとした。

14日の夕方メール便で郵送したという納付書が到着!

その場しのぎのウソは良くない!

税理士の言うことと職員の行うことに一体感がない。

 

申告が終了した16日まだ申告書が届かないので

再度連絡とりあえず今事務所に居るのでファックスを

お願いした。

「まだ着いていませんか?」との返事。

さすがにむっとして「着いていないから電話したの

「すぐ送ります。ファックス番号を確認させて下さい。」

慎重であって当然である。

申告書を確認!これで終わったと思っていた。

 

18日、クライアントのところへ伺う。

そして、ファックスを見ると何か書類が届いている。

見てみるとなんと確定申告書である。

違うクライアントのところへ間違ってファックスしていたのである。

 

当然すぐに税理士電話。状況を伝えると「本当に申し訳ありません。」

と平謝り。「いったいどうなっての!職員連れてこい」と怒鳴る。

「調べて連絡します。」と言って電話を切った。

 

数分後連絡が入った。「私が以前のファックス番号を伝えていて変わった番号

を伝えるのを忘れてました。悪いのは私です。」

「本当にすみません、今日はお時間ありますか?」というので

「今日は無理だよ。」といって電話を切った。

怒り心頭である。怒っても、もうどうなることでもない。

嫌なら税理士を変えるしかない。

 

その日にメールが来ていて5日位の候補中から選んでいただければ

伺うとのことである。当然返信しない。

なぜ再度電話で連絡してこないのだろう。

これは怒られて当然である。怒られこなければならない。

それも仕事である。

 

その後1週間経過したが2度目のメールも電話もない。

 

確かに予想外のことは発生する。

しかしその時に何をさておいても誤りに来る姿勢が重要であり、

その姿勢の中で自分業務を最優先して都合を求めるなど

ものの考え方が違うと言いたい。その程度にしか考えてないのか!

確かに嫌な処理であるが

その処理一つでなくした信頼のうちのいくつかは元に戻せる。

 

トラブルが発生した時ほどその処理方法で会計事務所の考え方と

そのレベルがわかる。

このような処理をする会計事務所はせいぜいセカンドオピニオン的な

考えでうまく利用する程度にしなければないない。

クライアントはいったいどうやって会計事務所のレベルを判断できるのだろう。

残念ながらその判断基準はがない。

クライアントが選択した自己責任となる。

 

会計事務所は税理士の姿勢やトラブル処理時の対応が重要である。

お金を追いすぎる会計事務所、十分注意が必要である。



HOME

ブログカレンダー

2024年4月
« 9月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
▲ ページのトップに戻る

Close

HOME