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新型コロナの影響によって外来患者受診動向に変化あり?(DSS:コラム)

[2020.05.24]

大都市圏では、病院だけでなくクリニックでも診療科目によるが、5月になって感染者が少なっても外来患者の減少傾向は止まらない。4月よりさらに減少するクリニックもみられる。また、クリニックの立地や周辺環境によっても同じ診療科目でも減少割合が異なる。内科では、駅に近い都心等で通勤する地域と駅からバス等で15分以上離れている地域では、患者減少割合が15%以上異なるケースがあった。クリニックの利用方法の違いがあるのでないだろうか。駅から離れている方がかかりつけ医としても役割が高いのではないかと考えることも出来る。

最近、院長と話をしてみると、減少する患者状況から、患者がこれまでのようなかかり方をしなくなると考えるようになっている。誰もが感染リスクを考え、手洗いやうがい、健康管理を意識するようになった。多少の事なら市販の薬で対応、本当に具合が悪くなった場合のみ受診するようになっている部分もある。要は気軽に受診することが減るだろう必要最小限で受診するようになるだろうと予測している。そうなると診療方針も考え直さなければならない。必ずかかる必要があるという専門性や医師との関係がより重要になると思われる。

患者が受診する絶対的な理由ができれば欲しい。それが何になるのか検討して診療方針を立てるようにしたい。また他の観点も必要になる。今回も影響が限られている在宅や介護施設との連携も検討したい。どのように収入を確保していくか、またお金を残すには、優先順位を付けて経費の見直しも必要になる。広告はどうか?生命保険は何処まで必要なのか?医薬品や消耗品等の購入ルートも変わる可能性がある。そういう所まで考えて早い段階から対応策を検討していく必要がある。

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