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ユニオンとの交渉 事務局長から妥協案(DSS:トラブル)

[2020.06.05]

電話で日程調整しようとしたところ事務局長から提案があった。担当直入「どの程度であれば支払っていただけますか?」この程度の案件に時間を割きたくないという雰囲気である。退職勧奨したので1ヶ月分の給与であれば支払っても構わないと伝えたところ、有給残二年分の買取を何とか検討して欲しいと要求があった。これであれば、妥協点を探れると考え、院長と相談して連絡すると回答した。交渉は、一気に解決の方向へ向い始めた。それにしても変わり身の早さに驚くばかりであった。

早速、院長に相談した。当初の要望は慰謝料を含めると300万円を超えていた。有給分は、パートという事もあって20日分ほど20万円である。この程度であればという感じもあって院長は了解した。早速、事務局長へ連絡しこれで今後一切の要求はしないという書面を交わすことで交渉は終了。早速、Gさんを交え、事務局長と私と三人で書面を取り交わし、指定日までに和解金を振込みすべて終了した。

ユニオンとの交渉術を学んだだけでなく、日常発生するスタッフトラブルに関してどのような対応をしておかなければならないか痛感させられた。患者やスタッフ同士のトラブルは、必ず口答ではなく必ず文章にして残しておく必要がある。客観的に判断して、当事者に原因がある場合には、内容の報告書と共に始末書や謝罪文等の提出を求めて保管しておくことが重要なポイントとなる。この位ならいいだろう的な処理をするとまたトラブルを起こすことが多い。

また、頼りになると考えた弁護士もお金にならないと考えれば動いてもらえない。トラブルなどの相談がしたければ、日頃から顧問契約をするなどの関係作りがいかに重要であるか知らされる形となった。中途半端なトラブル程、なかなか簡単に解決できない事が多い。中途半端に発生したトラブルは、余程の事でない限り、自院で処理するしか方法があまりない。弁護士や社労士も費用の問題もあってなかなか全面に立ってはくれない。

トラブルは必ず発生する。その時にどのように納められるかが重要にある。普段何もなくスポットで相談しても、なかなか良い結果に結び付けられない。日頃からトラブル解決ルートをいくつか持っていることが重要になる。どういうトラブルも最後は自己責任になることを理解しておかなければならない。

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