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のりさんの本紹介 2010年10月 №41-50(DSS:ルート50)

[2010.10.13]

のりさんの本紹介2010:№41-50

今年は昨年より本を読めない期間が短いようで順調にいろんな本を読んでいます。

一方買う時にはとても読みたいと思った本ででも数日経過してしますと今の自分

には読めないと感じたり、面白くなくなったり、興味がわかなくなったりと積み重ね

られた本も全部で15冊ほどになっています。

必ず読まなければと思っていた頃は、読むのが止まり1ヶ月も何も読まないことが

ありましたが、今では、読んでいて辛くなるとさっと塩漬けとし次の本へ移行、

そしてまた戻って読むといふうにしますが、一旦離れると読める確率は

著しく低くなります。本にも相性があるのですね。といことがわかってきました。

では41冊目からの紹介をスタートします。

50.【花まんま】 朱川 湊人

時代背景が同じ時代に近いと思われる内容は、とても興味深く感じ

られる。一つ一つの短編に何かの意味を感じさせ、人間が表面だけ

では生きていない過去からの輪廻転生の中で生活をしていると再認識

をする。以前両親の遺骨をお墓を建てるために移動したとき移動中は

とても重たく感じたのにお寺に預けて翌日、重いと遺骨を持ちあげたとき急に軽くな

っていて「いっしょについてきなんだなあ」 しか考えられないことがあった。

そして今も見守ってくれているとい思います。

文章は、このような事を思い出させる、表現できないが味のある小さな所にも

心にしみる表現力があると感じさせられる本でした。

人間同士の交わりが人間を育て、人間力を生む! 

49.【ししゃも】 仙川 環

読み始めはししゃも開発に関する話かと思っていた。恭子のような

人物はどこにもいると思うが、人を巻き込む以上人の人生を考える

必要もある。商社にいたからとこのような考え方はしょうがないのだ

ろうか?展開よりもこの女性のずうずうしさにちょっとイライラするこ

とが多く、事業のためではなく人との調和考える部分も必要である。 

人間模様です。登場人物の背景設定は複雑でよく表現されていると思いました。

48.【日曜日の女たち】 真野朋子

女性が集まって何の話をしているのかと思いきやははーという

感じが正直な感想です。日常の中の出来事がそのまま小説に

なっているのだが、何ともやりきれない雰囲気やまた違った面白さを

感じてします。心の動きは経験者?なんて言いたくなりました。過激さ

が少なくさらっとした流れが非常によいと感じましたね!男としてはコメントしにくいです! 

47.【鴨川ホルモー】万城目学

なんとなくなんだこの題名はと思って買ったこの本、読み始めはいったい

何が起こるのやら、何があるのやら想像できなかった。この本、どこが

いいんだろうと思っていると訳のわからないうちに取りこまれ終盤になる

この先どうなるのだろうと思わせる。この展開凄い、この創作力凄いと

思いながらホントのことかもなんて考えてしまう。この作家何者ぞ!

いやあこんな文 書いてみたいものですが到底無理と思わされる感動モノでした。

たいしたもんじゃ!

どこで切って読むのかわからない名前も摩訶不思議。

万 城目学、万城 目学、万城目 学 なんて考えさせられる作品でした。

46.【君はいつか男になる】 北方 謙三

ハードボイルドやサスペンス、時代物はほとんど読んだことがなかった。

北方謙三もどうようで何か思い感じがしたからだ。しかし、読んで

見ると自分の心の中のワイルドな部分が目覚め、こんな男でいたい

なんていつのまにかカッコよさを求めている自分がいる。

自分の中にいる悪の部分というか、暴れる部分というか本能のまま

に動かされる部分がクローズアップされなにかウオーと叫ぶ出しそうになる。

いつまでも少年の心も持っていたいものである。

たまにはなんでもいいから暴れたい!!

45.【MOMENT】 本多 孝好

設定の主人公は大学生であるが、ちょっと世間を知り過ぎてるかな

なんて考えているうちに、作家自身を物語の中でいろんな角度から

捉えているんだななんて思って読んでいくと納得する部分多くなった。

病院での出来ことであるが、病院で仕事をしていた時の患者さんの

生死に関わった経験はなによりも人間を考えさせられる事が多かった

ことも思い出し、生きていくことの大切さを新ためて確認させてくれる本でした。

自分にとって大切なものはなんでしょうか?

44. 【永遠の放課後】 三田 誠広

永遠の放課後210-09.jpg

これまでの環境からなんとなく人信じられない自分がいた中でしだいに成長

し、人を信じていくストーリーには誰もがオーバラップするところがあると思う。淡い

感じの人生のスタートは、これからさらに大波にもまれる中で成長し、挫折感

もどこかで味わうだろう。でも人間の可能性を純粋に共感させられました。

常に人生はこれからであること。必ず周辺で誰かが見ていることは忘れていけません。

43. 【家日和】  奥田 英朗

どこにでもあるような家庭の話に引き込まれて行く感じが面白い。

いつのまにか読む速度が速くなっている。短編の終わり方もうーんなるほど

って感じがしてすっきりして良い。一つの街の中に隣り合わせである家では

毎日このような出来事が起きていて、それぞれの人生を送っている。生き

方いろいろありますよね。ドキドキする展開もあり、この感じはなんとも他の作家と比較

ができません。本を読み始めて浅い私にもこの作家の雰囲気が伝わってくるようです。 

42. 【岳物語】 椎名 誠

夏休みに読むにはほんとに楽しい一冊でした。これが椎名さんの4冊目とは

知らずに買ったのですが、昨日のことのようで私まで釣りをしたくなる気分に

なってしまいます。「おとう」と呼ぶ岳君いったい何をしているのでしょうか。

この辺から椎名さんのつりの原点が始まっていると思うとちょっと感動しました。

笑えるし、そうだそうだとうなずけるし、久しぶりに遊びに行きたい気分と

子供と触れ合いたい気分が心の中で増殖し、今日は仕事やーめた。

なんて言いたくなりました。又読むぞ!

41.【ワセダ三畳青春記】 高野 秀行

いやあ書店に夏の一冊という感じで紹介されていた本ですが、本当に

そのとおりでした。いやあ面白いなんといってよいかわからなけど楽しい。

仕事も忘れさせてくれる夏休みにはもってこいのほんです。学生時代の

4畳半に下宿していた頃を思い出させ、その当時の下宿仲間のことを

久しぶりに懐かしく思い出させてくれました。当時下宿は部屋が5部屋あったと思い

ます。皆学生だったので野々村荘みたいにはなりませんが、やっぱり事件がありまし

た。この事件についてはいずれルート50に紹介したいと思います。是非笑って読んで

貰いたい本です。

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