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のりさんの本紹介 2010年8月№31-40 (DSS:ルート50)

[2010.08.22]

のりさんの本紹介2010:№31-40

40.【クジラの彼】 有川 浩

どんな本かなと思って買った。自衛隊員の恋愛小説である。これがなんとも

面白い。純粋な恋愛もあれば、そんなバカなと思う関係もあり、脱柵なんて

言葉も日常世界にはなく、ある意味小説のバックグランドが凄く新鮮に感じる。

また乗りで読める部分もあり楽しめる小説だ。クジラ頑張れ!  

39.【そうか、もう君はいないのか】 城山 三郎

人生の伴侶としての存在、仕事に没頭している間は、時間を割けず、気付いた

時には、一定の年齢を超え改めて話し合う時間の大切さを考え直す。何年ぶり

かでコンサートに行ったが、子育てに目途がついた今は、もっとこのような時間を

割かなければいけないと考える。常に心の中にある存在の大切さ、空気を共有

している感じは、他の誰にもわからない。心に沁みるような文章をどのような思いで書かれた

のだろう。心に沁みるとはこのようなこと言うのだろう。

38. 【話し方を変えるといいことがいっぱい起こる】 植西 聡

ぶっきらぼうな私としては、耳に痛い話が多い。しかし相手に不快感を与えない

よう話には注意しなければならない。自己主張ばかりして、自分ペースで話してい

ると、後程痛い目にあうことも多い。完全にうまく話ができることは少ないが、失敗

しながらいろんな意味で大人にならなければならない。この年になってもできなこと

が多く、反省、反省です。

37. 【ときどき意味なくずんずん歩く】 宮田 珠己 

 読み始めはなんか変な内容だなと感じていまいち読むのが進みませんでした。

しかし、読んでいくうちに意味なくとにかく笑ってしまいます。何とも言えない

言い回しは、落語家が話しているようでこの作家はどんな生活をしているのだろう

と思わずにはいられません。あらゆる角度から出てくるユーモアは、ははあ思わず

ばかじゃないのとか、違うよそこなんてニヤニヤしながら読みました。久しぶりに

楽しい本の時間でした。タマちゃん次回作待ってますよ!

36.【サヨナライツカ】  辻 仁成

人を愛することが、私の年齢になると少しは理解できる。若い頃は苦しい

と思えることもあり、こんなものかと考えたり、このような出会いは人生に

何かしらあるものだ。上京しても学生時代の事は忘れられないことが多い。

50を過ぎると一人二人と年の友人や年の近い先輩が去っていく。思いの

ままに生きていけない中で人間は何かを感じ、人を愛し続ける。  

35.【かたみ歌】 朱川 湊人

誰もが何となく経験しているやはりあれはという感覚を小さな本屋さんを

とうして表現している物語に引き込まれていく。その中にも人間に溢れる

感じや人としての生き方など多くのものを得られる。人間である以上必ず

おとずれる死とその後の世界、常に背中合わせであること、また生きて

行く上での心のおきどころを考えさせられる作品であった。  

34.【年に一度の二人

たまには恋愛小説でも読んでみた。ロマンチックなシチュエーションにこんな

雰囲気もなかなかいいなとも感じる。仕事先でも一年数度しか会えない友人が

いるがその時に飲むお酒はなぜか非常に美味しいし、うれしい。数年ぶりなん

てなると1週間前くらいからワクワクしてしまう。でも宗太郎はなにを考えたんだ

ろうか?人生とはこのようなものであると考えさせられる。毎日が出会いと言える。  

33.【イチローの流儀】 小西 慶三

本を買った時はベースボールの内容が中心だから学ぶ事は多くは無いと思って

買った。しかし、読んでるうちに心のに伝わってくる内容は、小西さんの日常の

活動の積み重ねを教えられるとともに、イチローの見せるさまざまな姿勢とその

努力に対する表現に引き込まれて行った。スポーツに関する本には、当然実績

中心に書かれることが多いが、日常の小さな事柄から捉える例は少ない。生き方として考え

させられる点も多く、野球をしている子供に是非読ませてみたいとも思った。

32,【ひなた】 吉田 修一

これまでにない風粋を味った感じがする。独特な感じで小説に引き込まれる

雰囲気や展開は現代小説の中で身の回りに起きている事柄を自然に活かし

ており読み終わった後の感じが心に響き、それでいて全く重くなく、爽やかさ

を心に残す。こんな小説がが書けるといいなと思いました。男性にも女性にも

それぞれの立場で面白い小説だと感じます。又発見です。

31、【伝える力  池上 彰

セミナーなどでうまく話したいことが伝わったか気になるときがある。また原稿を

書くときも同様である。そのキーポイントをそれこそ理解しやすく説明してある。

相手に理解していただくことの重要さは日常誰でもがわかっていることだが

説明次第で何かわからなくなってしまうことも多い。人にはわからないと注意

しても自分が分からないことを言ってることもある。冷静さが必要ですね!

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