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いやーまいった 常連さん 2009年4月 (DSS:ルート50)

[2009.04.28]

【思い出横丁33年】

★常連さん

大楽さんが「最初はよく見ているといいよ」と声をかけてくれた。開店して2-3組のお客さんが入ってくるがすべてが中年の男同士のお客さんで若い20代から30代前半のお客さんは入ってこない。この横丁は戦後からあると聞いたが決してきれいな横丁ではなく戦後そのままきている感じで雑然としているのでこの横丁自体に若者は入りづらいのかもしれない。すると常連らしき40代後半の男性のお客さんが入ってきてマネージャーに「おっ」と手を揚げ声をかけるとカウンターに座りお店の中を見回してカウンター担当の美奈さんに「あの子新人」声をかけたようだった。すると美奈さんがこっちにおいでという 感じで手招きをするので大楽さんに「行かなきゃ行けないすかね」と聞くと「常連さんだから挨拶しておいでよ」というのでカウンター席に行くとそのお客さんは「俺石田っていうんだ。美奈ちゃんファン、覚えといてよ。君何歳」というので「19歳です」と答えると美奈さんが「若いでしょ、これからなのよ」石田さんも「若いよなあ俺の半分以下だもの。まあ頑張って」と声をかけられた。「頑張ります」というと「煮込みと焼き鳥五本、塩で頼むわ」とオーダーを言われたので美奈さんの顔を見ると「ちょっと待ってね今伝票に書くから」と複写式の伝票に書いてオーダーの書いてある細い紙を二枚渡し「よろしくね」と渡された。厨房にいって「煮込み一丁お願いします」と言ってオーダー紙を既定の場所に挟み、次に焼き場の山岡さんの処へ行き「焼き鳥塩で五本お願いします」というと「はいよ」と言って焼き鳥を焼き始めた。これが人生最初のオーダーで、何かこんな感じでいいのかなと思いつつもこの流れにホットするとともにやっぱりなんとなく勉強より楽しいわと感じてしまう自分がいた。

 

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