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【デイケア管理者の力量不足】を補う運営について:リニューアル版(DSS:Q&A)

[2011.02.19]

 【デイケア管理者の力量不足を補う運営について

《解説》

デイケア、デイサービス等介護施設における管理者の能力不足は、経営に大きな影響を与える。しかし簡単に人材は見つからない。何とか繋ぎながら、改善策を講じなければならない。 

 

Q:デイケアを併設しているクリニックより相談があった。

デイケア管理者のリーダーシップ欠如や職員への調整力等が不足しているため職員の短期間での定着率が悪く、施設全体にまとまりがない。人材を募集するが人材不足のためか良い人材が見つからない。このままでは、職員がバラバラとなり収入も増加しないことが予想される。良い人材が見つかるまで運営上うまくまとめていくには方法はないだろうか?

A:管理者の要件としてリーダーシップがなければならないが、介護業界の人材不足の中でよくリダーシップ等管理能力が不足しているケースも少なからず見られます。そのような施設では職員同士のコミュニケーションが上手くいかず常に職員同士の折り合いや利用者さんに対する対応等について何か問題が起きていることが多く事故につながる確率も高くなります。このような状況では、あらゆるところで連鎖し、一定のところ(介護職員の半数以上が入れ替わる)に到達する位までこの流れを止めることができず業務においては、介護職員を増員をしても不足する状態が続くため職員同士のトラブルや事故を防ぐためにも施設内の介護マニュアル整備をすることが重要となります。

管理者の管理能力を補いながら、収入を増やしていくためには、各職員の能力によるサービスの質に差が出るので、この差をマニュアルを活用して「平準化」しなければならない。

その作成基本ポイントとしては、

・一日の業務の洗い出し

・業務にかかる時間配分と人数による基本業務基準の作成

・フロー(手順)の作成

があげられる。

ここで作成されたフローをより見やすい形で再構成し「業務の可視化」図り、いつでも見えるところに置き、業務の安定を測りながら人材を補充していくことが職員間の問題発生や利用者さんへの職員によるサービス差を少なくし、職員の定着率を高めていく一つの方法となる。

管理者の管理能力不足による影響は、デイケア全体の収益に大きな影響を及ぼすことが多い。管理者が退職後も職員の不安定や収入に対して6ヶ月以上も影響を及ぼす。特にコミュニケーション能力が不足している場合は、対外的にも問題が発生していることが多く、運営に与える影響は大きい。早期に管理者の入れ替え等を考えなければ収入に影響が出ることを理解しておかなければならない。

 

 

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