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誰もが嫌がる?「税務調査立会記:その1」(DSS:会計)

[2010.12.21]

税務調査立会記

20代後半見える女性である。世間話からスタートして医療機関の状況や何年振りかで税務調査に立ち会った。当然のことではあるが税理士さんとは違って緊張する。初めてではないのだが、正直何もないと思っていても慣れない。お互いに挨拶し、調査は始った。担当者40代と思われる調査官とまだ若い院長の趣味などを聞かれながらおもむろに総勘定元帳と領収書や請求書等の確認を始めた。

男性の担当官は元帳のチェック、女性の担当官は領収書等のチェックを行った。内容的におかしいと思えるような内容かどうかはわからないが女性の調査官は、交際費の領収書の店名を控えている。全部ではない。それに伴って税理士事務所担当者もその控えた会社名を控えている。当然その領収書が否認されるというわけではない。男性の調査官専従者給与に目をつけて、専従者の勤務日やや勤務内容について具体的に質問をしてきた。

勤務内容や勤務日数に応じた給与かどうかの確認をしてくる。調査官の考えは勤務内容に対して高いという判断に見えた。院長とのやり取りでも納得せず保留のままでとなった。給与面も確認された。それぞれの給与台帳や源泉徴収票を確認。架空の人件費がないのかとチェックをしている。特に問題はない。

税理士の先生は一日で終わらせたいらしく(こちらもその方が良い)税務調査のまとめにかかる。専従者についてもどうも給与が高いと否認したいようである。なかば強引に交際費の方に話を持っていき、お互いに話し合うが着地点は見つからない。

そうこうしてるうちに5時近くとなった。調査官から領収書の貼ってあるファイルを持ち借りたいと提案があった。こちらとしては持ち帰られてじっくり見られるのも嫌なものである。「それは嫌だ」(このように強くは言わないが)と拒否。交際費についてはゴルフ等を含め否認したい内容があると指摘され、

個人的と考えられるものは否認するのでピックアップしたいと・・・・。これは修正申告が必要となると思いながら話しているとその否認したい内容については税理士さんと協議するという形で次回の日程も決定ししないまま、時間切れと言う感じで「今日はこれで終わります」ということで調査は終了した。税務調査はある一面「駆け引きと」感じることも多い。一貫性のないいろんな質問や世間話の中から何かないかと

疑われながらの会話は、決して楽しいものではない。調査官も職業だからどうしようもないのだが嫌われ者となる。そんな時私も仕事柄職員から嫌われ者となることが多いので共感する場面もある。(決して共感してはいけないが)とにかくやっぱり領収書にはちゃんとした摘要が必要であると感じた一日であった。これで直接の調査が終わればホッとする。税理士さんは「たぶんこれで直接の調査は終わりでしょう」と言って帰って行った。さてどうなのだろう?

税務調査は調査官が終りですというまで終りはない。

 

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