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承継合意、契約一週間前にエージェントより破断連絡?(DSS:承継)

[2020.05.12]

某セミナーの質疑応答で承継について具体的な質問をしていた医師から突然電話。承継「話が進んでクリニックでの最終確認したのが2週間前、その後エージェントを通して、日程調整をして本契約しようという話になっていたが、契約日の1週間前に突然エージェントから連絡、相手の医師が、急に親戚のクリニックを承継することになった。今回の話はなかった事にしたいと連絡があった。よって契約できなくなった。こんな事あるのでしょうか?」という話である。そして「どうしても年度末(3月)までに承継先を探したいので何とか探して欲しい」という相談であった。

途中経過確認。お互いに承継を具体的に進めようという段階で、基本合意書を交すのが通例。一方的に破棄できないよう何等かのペナルティー又はルールで縛って進めることが多い。縛ると話が進まなくなることもあると考え、契約を交わさなかったようだ。どうしようも出来ない、再度交渉する機会もなく、終了する事は、なかなかない話である。これは売り手側にも何らかの問題があるのではないかと考えられた。

承継後の仕事を確認すると、現在のクリニックの近くで新たに在宅中心のクリニックを開設したいとの事。これも普通はない話。承継したクリニックの診療圏内開業は、患者移行の問題もあって、やってはならない。自分の都合よい状況ばかり優先し過ぎていると考えられた。こういうケースでは、話が状況によってコロコロ変わる可能性も高い。承継専門に動いている訳ではないので年度末までに紹介できる可能性は低く難しいと回答。承継をメインとする業者に事情説明後紹介した。

承継はお互いに利害が絡むので双方が自分にとって優位になるように要望を全面に出して進めることは出来ない。自分のペースで進め過ぎれば、途中で簡単に破談になる事がある。よってお互いに相手を尊重しつつ、エージェントを介して振り回されないように注意しなければならない。進捗状況によって合意書等の契約を交わすことも必要である。利害が絡む以上慎重な対応が必要であり、なかなか次々と承継者が現れる訳ではないので、行き違い等で破談にならないようその都度対応しなければならない。又、院長一人で対応する承継判断の難しさやエージェントの見えない動き等もあるので、税理士等相談する相手を作って臨みたい。

承継をひとりで全て上手くやるのはなかなか出来ない事である。譲渡金額も含めてベストではなくベターでまとめるくらいの気持ちを持って臨んだ方がよい。大きなお金が動く時ほどいろんな思惑が絡むので相談する相手が必要である。

 

 

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