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税務調査立会後記「やっぱり凄い調査官」(DSS:税務)

[2011.01.07]

税務調査立会後記:やっぱり凄い調査官

 一段落ついたので税務調査について会計事務所の担当者等と昨年、某クリニックで税務調査に立ち会った。クリニックでの調査や税理士事務所での調査、そして税務署での交渉など年末に調査が終了し、交際費の否認部分について3年間分の修正申告と所得税、延滞税や住民税等の支払いをした。今回の調査について考えてみた。

12月の調査と言うこともあって出来る限り1日で調査が終わりたいとの会計事務所の先生の考えがあった。私の今までの経験では、1日で終了したことはない。先生の指示に従って調査が終了。後は先生にお任せするということで気楽に構えていたところ調査官が「再度調査をしたい」と言っていると担当者から連絡が入った。先生のコメントは「もう終と思ってました。」というがその言い訳は聞きたくなかった。「1日で終わるつもりでいますが、どうなるかわかりませんのでその時はよろしくお願いします。」と言う返事であれば気持ち的に問題は起きなかった。

税理士の先生の言うとおりにしていれば問題ないと考えていたのだが、調査官も納得しないと当然終わるわけがない。あくまでもペースは調査官にあり終了と言われるまでは、決して終わりにならないということが改めて分かる。心に気持ちの良い話は危ないのだ。またクリニックのホームページもきちんと調べられていて趣味など細かくみられていることに驚いた。下調べもしている。領収書等に関する疑問については、さらっとみているようで控えられており、ベテランの調査官の鋭い指摘に納得せざろう得ない点も多々あった。

税理士の先生は自分の考える方向と異なるとこちらが聞いていて「その言い方おかしんじゃない」と考えられる点もあり、あらかじめきちんとクリニックび確定申告の内容や元帳など見てきていないと思われる点があった。そのようなところを見ていると立ち会っている方の不安は増すばかり、思わず、先生きちんと見てきてよと言いたくなってしまう。

消耗品などが領収書中心(内容に品代が多い)であるとその内容に対して疑問になると「レシートで内容の記載してあるものないですか?」と聞いてくる。要は何を買っているんですかということである。慶弔費についても金額の多さやその内容にまでわざと説明を求められたり、税務署管内での平均的なデーターより多い部分を指摘されているような内容と考えられた。

勘定科目によっては、全く見ないところもある。(金額のよるのかもしれない。)途中から領収書を見ながら、特に交際費や福利厚生費など中心にその内容について疑問を持っているのだなと見える。時間が迫ってくると領収書を持って帰りたいと要望があった。我々が考えていた(税理士の先生から説明を受けた)交渉の流れとは確実に違った。

調査官によってその方法や手段、調査方法も異なる。当然、目の付けどころや指摘方法も優しいようで頑固であったりとなかなかのもである。やはり 「プロの目の付けどころは違うな」という感じがした。調査官がその気になれば徹底的に調べられるという雰囲気を最後には感じずにはいられなかった。

今回の調査では、確実に交際費、福利厚生費がターゲットになっており、その内容について問題があるものについては確実に否認するという姿勢が特に強かったというふうに担当者と話した。 

税務調査の場合、院長先生が最初から最後まで立ち会うことはほとんどない。その後の交渉やその状況を確実に把握する事は少なく、何が問題になっているのか、例えば会計事務所の対応が悪いのか、日頃の入力に関する方法に問題があるのか、明確にならないことが多い。ある程度立ち会ってみると意外に日常の処理方法(入力内容や請求書、領収書の処理方法等)に問題があるとわかる時もある。そこが改善されなければまた次回の調査の時の同様の問題点が発生する可能性がある。

会計事務所に依頼する側は、そのような点も含めて会計事務所を使う立場になって会計事務所の善し悪しを検討する事も重要といえるのではないかと思う調査であった。

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