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【老人保健施設トラブル】「職員の犯罪行為に対する対処法」(DSS:トラブル)

[2010.01.14]

老人保健施設トラブル

職員の犯罪行為に対する対処法

「利用者の預金を引き出し退職した職員への対応策」某老健施設で利用者さんから出金の依頼をされ、事務長が通帳の確認をしたところ内容に不明瞭な引き出しがあり、利用者さんに確認をしたところ引き出した覚えがないとの話であった。よって、先月までその利用者さんを担当し退職した職員に不正があったのではないかと考えられたので本人を呼び出したところ「勝手に出金し、生活費に使った」と認めたのでその内容について念書を取り、その後の処理方法について確認があった。

本人は一人暮らしで両親はいない。就職時に提出させた身元保証書の記入者については確認が取れないとのこと。本人は、「一括で支払う返済能力がないので 分割にして欲しい」とのことである。又現在は、近隣ではなく地方都市に居住している。施設側としては本人も謝罪しているので公にせず処理したいとのことである。よって施設の顧問弁護士に相談し、対処するように指示をした。

対処方法1】施設側は雇用者としての責任もあるので利用者さんに返済し、本人と金銭借用契約書を締結し、本人の希望の2年で返済してもらう。支払わない場合のペナルティーは延滞金等金銭借用契約書に基づく。 

本人の行為は年齢的にも(45才)初めてとは考えられず、距離があるため、支払わなくなる可能性が高い、もっと厳しい対応が必要である。よって他の弁護士に再度相談し、再検討するように指示した。 

対処方法2】今回の行為は犯罪であり、金額も100万以下とであり、極力一括返済(借りてでも返済させる)を求める。そしてどうしても無理であれば施設側が立て替えて支払、本人に損害賠償等についての契約を交わし、分割返済が実行されないなら、告発できるような内容を入れて契約書等を交わす。 

コメント

介護職員は人手不足という背景とともにその質は確実に悪くなってきている。福祉系の職業でありながら、ただ仕事が多いというだけで福祉の心もなく仕事に就く人の割合は多くなっていると現場を見て感じることが多い。

よって人手不足であるからと転職が多くても採用 してしまう施設側の採用方法を考え直すことが重要であり保証人の確認も必要といえるのではないか。同じ相談でも弁護士によってもその対応は異なる。よって相談する場合には1か所だけでなく2か所以上相談したうえで対処方法を決定することが重要である。また、このような犯罪行為は、施設としての管理責任能力も問われる以上、対処方法は、厳しくなくてはならない。

金額が少額であるからと、施設側は公にしたくないという考えで安易に対応しようするが、この手の問題はまた発生する可能性が十分考えられるので施設 としての対応策も含めて、本人に対しても厳しい対応が必要であるといえるのではないか。 

 

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