開業後にフォローしてくれる業者を優先。経営は予想外の連続解決能力が問われる。(DSS:運営)
開業後のフォローに手をかけてくれる業者選びの重要性
開業後も継続的にサポートしてくれる業者を選ぶことが非常に重要です。なぜなら、事業運営においては予想外の事態が頻繁に発生し、その都度、解決能力が求められるからです。
開業準備段階でのサポート
開業準備段階は業者にとって大きな収入源となるため、様々なサポートが提供されます。些細なことでも親身になって手伝ってくれる担当者には、開業後も引き続きサポートしてほしいと期待してしまいますが、現実はそう甘くありません。
業者によっては、一定の利益を確保できた段階で、それまでのような手厚いサポートは期待できなくなります。集患や運営で困った際に相談しても、満足なアドバイスが得られなかったり、売掛金の回収が終わると担当者が顔を見せる回数が激減したりすることもあります。相談しても「他で聞いてもらった方がいい」と回答されるケースも普通です。
開業後の継続的なサポート体制の構築
開業後も、定期的に訪問が必要な取引業者、税理士、コンサルタントなどを積極的に活用しましょう。特に開業後1~2年は、経験のないことばかり直面するため、周囲のリソースを最大限に活用していくことが重要です。
患者トラブル、労務問題、賃貸契約交渉、災害時の緊急対策(BCP)、集患増収対策(健康診断、アルバイトなど)、病診連携、医師会対応など、想定される相談内容のリストを予め作成しておくと良いでしょう。このようなリストがあれば、スタッフも安心して業務に取り組むことができます。
トラブル発生時の対応と業者の見極め
開業後1~2年トラブルやミスが発生した場合、後手に回りがちです。トラブル発生時、担当者がどれだけ頼りになるかを見極めることも重要です。運営に関する解決策は、経験がものを言います。開業準備段階で非常に頼りになった担当者でも、実際にトラブルが発生した際に十分な経験がなければ、適切な対応は期待できません。
相談できるルートの確保
友人の開業医、医師協同組合、保険医協会、医師会など、様々なルートを活用できることも確認しておきましょう。相談できるルートや対策は、BCPの観点からも非常に重要です。「そんなことが起こるはずがない」と思っていても、事業においては予想外の事態が常に発生します。初めての経験に、内容以上に慌ててしまい精神的に疲弊してしまうこともあります。それでも、経営者として解決能力が求められます。
日頃からの備えと心の余裕
何か起きてから相談ルートを探すのでは遅すぎます。もう一度周囲を見回し、どのようなルートが必要で、どこに相談できるかを確認しておきましょう。相談できるルートが確立されていれば、精神的な余裕を持つことができます。取引業者、税理士、コンサルタントなどとの日頃からの交流も忘れてはなりません。
