マネートラブル110:【医薬品購入をめぐるトラブル】(DSS:会計)
[2010.09.28]
【医薬品購入をめぐるトラブル】
「5年間で無駄なコストは100万円超、院外処方でも適時、価格交渉を」
院内処方である診療所では医薬品購入に関して収益に大きく関わること
から価格に関する考え方は厳しいが、院外処方である場合はその考えは
年々薬価のマイナス改定や差益の減少によっておろそかになっている場合
が多い。その結果に医薬品卸問屋に任せきりとなり、見積もおざなりとなり
消費税を考えるとマイナスになっているケースも少なくない。
また調剤薬局では、薬価に対して一率の値引きが行われているケースが
あったが、ここに厚生労働省の指導が入り、グループ分けでの提示が
行われようとしているが、4月に薬価改定が実施されて納入価格が
決定されたのは、9月末現在20%というA医薬品卸の状況もある。
このように収益確保のために売る側も買う側もしのぎをけづっている
ことを考えると診療所においても小さなことの積み重ねをもっと
重要視していかなくてはならない時代となっている。