院長先生耳寄り情報【社会保険の組み合わせによって職員の待遇を考える】(DSS:運営)
[2010.09.23]
【社会保険の組み合わせによる職員の待遇を考える】
《解説》 職員を採用する上で以前に比べて社会保険に加入しているか いないかで応募を辞退する例が増加している。 これも年金制度の問題によるところが大きい。 病院勤務している場合には基本的に社会保険に加入して いたのでその部分についての関心はクリニックでは意外に低い。 個人経営のクリニックと医療法人経営のクリニックでは基本的に 法定福利費の負担額が変わる。 従業員にとっては社会保険に加入し、厚生年金である方が 年金を受け取る場合、国民年金よりも優位となる。 また、手取り給与では厚生年金の方が少なくなる。 よく医療法人になった時に手取り給与が減って職員から どうにかして欲しいという苦情が出るケースもある。 また厚生年金は今後毎年一定の料率までアップしていく 事が決められており、その負担も経営する側にとっては 無視できない。 このようなことを踏まえて職員の待遇を考えていくことが 必要である。 |
保険料た年金料率については平成21年3月現在の情報です。
すでに料率や制度が変更されている点もあるので
詳細については各機関に確認してください。