開業後の落とし穴:診療体制変更が減収に繋がる(DSS:危機管理)
開業後の安定と落とし穴:診療体制変更が減収に繋がる理由
開業して数年が経過し、経営が安定してくると、様々な誘惑や落とし穴が待ち構えています。特に、安易な診療体制の変更は、患者減少を招き、減収に直結する可能性があります。
開業5年目の落とし穴
開業から5年ほど経過すると、患者数も安定し、収益もほぼ一定になります。リースや運転資金の返済も終了し、無駄遣いをしなければ預金が増える時期です。しかし、この安定期こそが落とし穴となり得ます。
税負担を意識し始め、金融商品や不動産、生命保険等の節税や資産形成セミナーの勧誘などが気になるかもしれません。手軽に資産を増やしたいという気持ちから安易な投資に手を出し、3000万を超える負債を抱えてしまう医師もいます。
診療時間や受付時間の変更による患者減少
経営が安定してくると、安心して診療時間や受付時間をコントロールしたくなるかもしれません。しかし、診療日時の変更は、患者を減らす要因となることを認識する必要があります。患者動向に配慮し、慎重に調整しなければなりません。
診療時間を制限すると患者が減ってしまいます。数カ月前から余裕を持った事前インフォメーションを行うなど、患者が離れが最小限で済むようフォロー体制を整える必要があります。特に、患者の多い曜日と時間帯は要注意です。収入変動が大きい時は、患者の流れを切ってはなりません。もし制限するのであれば、専門外来を設けるなど、新患が減らない新たな対策を講じることが重要です。
患者選定と新型コロナウイルスの影響
患者選定は、患者減に繋がる行為です。少しでも不便を感じると、患者は二度と戻ってきません。
新型コロナウイルスの影響で受診動向が変化し、受診対策に追われた医療機関も少なくありません。新患獲得が大きな課題となりましたが発熱外来以外で思うようになりませんでした。
安定収入を維持するために
患者減少のきっかけを自ら作らないように、手を抜かない診療を続けることが重要です。患者制限の影響は、必ず現れます。安定収入を続けること自体、決して簡単なことではありません。
患者維持のためには、患者動向を意識した診療体制や専門外来など、診療の幅を広げる努力が求められます。減収時には、注目される治療法や収入に繋がりやすい患者ニーズを考慮する必要があります。新患が増えなければ患者維持はできません。環境の変化に適応し、稼げる分野を取り入れ、進化を続けることが求められます。
