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開業におけるテナント家賃に対する考え方(DSS:開業)

[2009.10.14]

【開業時におけるテナント(家賃)料について】

開業において立地条件も重要であるが、テナントの場合には、その賃貸条件も重要と

なる。近来、メディカルモール問う名称のもとに賃貸として出される物件は以前とは異なり

付加価値という点を全面的に出してその周辺の商店や事務所に対する賃料よりも

高く設定されることが多くなっている。その理由としては、

開発時にデベロッパーがオーナーさんに対して高家賃が取れるという条件のもとに

 建物の採算を考え建築した。

モールフロアー全体を借り受け、転貸物件として貸し出す。

調剤薬局等の医療関連会社が本体の業務のために別会社で借り、転貸する。

などの理由によるところが多い。よって賃料は当然10%から20%程度高く設定され

ることとなる。このようなケースでは周辺賃料相場が下がった場合に賃料交渉は

非常に困難となることわかっていなければならない。

しかし、よく考えなければならないのは、医療制度改革や医療費抑制の波を受け、

現場では、確実に平均して収益が減少していることである。業者主導の開業も増加

していることでますます平均所得が減少している現状を理解しなければならない。

では、これから開業するに当たって、テナントにどの程度の賃料を払えるのだろうか。

都市部(東京周辺)での基本的な目安を掲載する。

診療科 

坪数

賃料 

内科系

30-40坪 

30万-50万 

整形外科系 

50-65坪 

50万‐70万 

皮膚科系

20-25坪 

20万ー30万 

耳鼻科系 

25-30坪 

25万-35万 

これ以上高い家賃のところを借りてはいけないということではない。その場合には

十分な自己資金が必要であることが条件であることを理解しておかなければならない。

 

 

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