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税理士選びの重要性:開業1年目の密な連携(DSS:財務管理)

[2026.02.05]

税理士選びの重要性:開業1年目の密な連携

開業当初の税理士との連携は非常に重要です。特に開業後1年間は、税理士と密に連絡を取り合うことが、その後の事業運営に大きな影響を与えます。 安易に任せすぎると手抜きされることもあり、節税を考えた申告や適切な資金繰りが遅れる可能性があります。

月次報告の重要性

通常、開業後税理士との打ち合わせは月1回、月次報告が中心となります。会計事務所や顧問報酬によって対応は異なりますが、顧問料が安価な場合は十分なサポートが受けられないこともあります。 また、会計事務所によって担当者の能力にも差があり、大規模な事務所では税理士本人が直接対応しないケースも見られます。資格を持たない若い担当者がつく場合、重要な相談ができないことも考えられます。

月次報告では、収入や支出、領収書などの処理状況を確認し、試算表や資金繰り表などを用いて経営状況を把握します。 しかし、データ入力者と担当者が異なる場合、入力漏れなどが把握しきれない場合も見られます。

月次報告は、通常1ヶ月遅れて翌月に報告されるのが一般的です。 しかし、収入変動の大きい開業3年未満や減収時には、2ヶ月を超える月次報告は適していません。

迅速な数字把握の必要性

3ヶ月を超えた月次報告や確定申告を中心に処理する会計事務所もありますが、これでは経営対策が遅れます。 経営は常に変化するものであり、できる限り早く数字を把握することが重要です。 特に、急な減収時の資金繰り予想は難しく、競合進出での減収が続き、把握が遅れ資金調達に苦労した事例もあります。

開業後3年間は収入が安定しないことが多いため、資金繰りが特に重要になります。 そのため、翌月の月次チェックは欠かせません

医師が陥りやすい税務知識の落とし穴

医師は税務知識が不足しています。収益が出ても手元に残る資金の違いや生活費を含めた資金繰りを理解する必要があります。 預金残高を見てお金があると勘違いし、新たな設備投資や高級車を購入してしまい、確定申告時に所得税の支払いに困るケースも見られます。

税理士選びの注意点

当初赤字だからといって内容を精査しない税理士は要注意です。 できる限り早く黒字になるよう、無駄な点を指摘し是正させる考えを持つ税理士を選ぶべきです。 開業間もない時期は経費に無駄が多いため、税理士と共に内容を精査し、改善していくことが重要です。

損益分岐点の把握

赤字が続く場合は、いつ運転資金がなくなるかを把握し、損益分岐点を常に意識する必要があります。 損益分岐点は、収入や費用内容によって変動するため、黒字が安定するまで追い続ける必要があります。

減収時の対応

月次報告を疎かにすると、減収に気づくのが遅れ、対応が後手になり苦労することがあります。新型コロナ禍では、収入が減っただけでなく費用も変動しました。 固定費の増減が収益を大きく左右するため、予防措置として融資を勧める税理士もいれば、運転資金残を考慮して様子を見る税理士もいました。 必要のない借り入れは避けるべきですが、減収時には運転資金の変化をいち早く捉え、税理士と相談することが不可欠です。

会計事務所のミスの可能性

会計事務所も、収入や経費処理などで指摘がなければ、内容を細かく確認しないことがあります。 勘定科目の間違いや入力ミスも起こり得ます。 プロだからといって間違いがないとは限らないため、常に注意が必要です。

開業1年目に身につけるべき知識

開業後1年間は、収益を上げるポイント、経費の使い方、同診療科の医業経営データとの比較、削減すべき費用など、黒字が安定するまで、お互いに経営を確認し合う期間と考え、税理士と密に相談する必要があります。 開業1年は、経営(会計事務所)をチェックできる知識を身につける期間と捉え、積極的に経営に関与していくことが大切です。

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