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段々手を抜く?会計事務所(DSS:会計)

[2019.06.16]
【段々手を抜く?会計事務所】
 
開業当初は親身になって一生懸命業務や税務指導を行ってくれる会計事務所でもスタッフの交代や退職、時間が経過と共に対応が段々疎かになるケースもある。
 
開業当時からコンサルティングを行っているGクリニックの院長より相談があった。これまでの担当者が退職し次の担当者を連れてくると話して2ヶ月経過するが連絡がない。連絡すると次の担当者を選ぶのに時間がかかってもう少し待って欲しいとの事。これまでにも月次の報告が1ヶ月に1回から2ヶ月に1回に変わった。特にこれと言って変わった事はある訳ではない。月額報酬が安いからなのか?できれば会計事務所は変えたくないがどうしたらいいのだろうか?
 
税務を任せている事務所は都内でも大きな会計事務所である。知人の紹介もあって院長に勧め、顧問になった。すでに10年以上経過している。当時の部長は退職。現部長へ電話を入れてみた。内容を話して説明を聞いた所、言い訳をするばかり。やるべき事をやらないでクライアントが不満になる対応はどうなのか?と問い正すとひたすら謝るばかりであった。すぐに対応するように求めその結果次第で事務所へ再度伺うと話をして電話を切った。
 
この手の話は何処の事務所にも有りがちな事である。しょうがないと求めないでいると益々距離が出てきて節税対策や税務調査等で対応が遅れるケースもある。こういう場合には必ず当初約束した業務を実行するように求めることが必要になる。月々の顧問料を支払っているのだから少なくとも月次報告は毎月報告してもらわなければならないし、会計や税務でわからない点は質問し教えてもらわなければ月次の顧問料を支払い価値がなくなり、決算料のみでよいという事になる。会計事務所は利用する事ができて初めて価値があることを忘れてならない。
 
話しをした翌日、Gクリニックの院長より連絡があった。「今日の夕方伺うと連絡があった」との事だった。あくまでも依頼している側であることを理解し、会計事務所の言いなりにならないようにしなければならない。税務調査にしても責任は経営者にあることを忘れてはならない。

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