新型コロナ感染リスクによるクリニックスタッフへの影響(DSS:人事労務)
[2020.04.14]
新型コロナによる影響は、医療現場のスタッフへも大きな影響を与えている。医療技術者に関しては、ある程度の覚悟を持って対応しているケースがほとんどであるが、事務系のスタッフにおいては医療に関わっているという感覚が低く、感染リスクばかり考えて不安になるケースが見られる。先日クリニックにおいてスタッフの不安等の聞き取り調査を実施したところ、家族からリスク感染について度々注意をされていたり、高齢者(60歳以上)と同居するスタッフは、給与を減らしても構わないので出勤日数を減らして欲しいとの要望もあった。また患者と接することを考えて手袋を付けたいと希望するスタッフもいた。確かに他の職業より感染リスクは高いが、具合が悪くて受診する患者に対して感染リスクばかりを考えるのであれば仕事にならない。しかし、そのような不安があるのであれば雇用する側として何らかの対応が必要になる。そのクリニックでは、外来患者が減っていることもあって事務スタッフに関しては、一日休みを与えることにした。他のスタッフとの兼ね合いもあって欠勤扱いとした。