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医院承継における患者数の変動と対策(DSS:承継)

[2026.02.13]

医院承継における患者数の変動と対策

承継患者数あてになりません診療内容や診療方針で患者は簡単に減り閉院に繋がります

承継」は患者減少下降線、年齢的体力的にも限界を感じ始めた時に考えるものです。医師が閉院を決断するのは難しいものです。地域医療に貢献した自負もあり、通院患者のことを思えば続けたい。身内に医師がいれば繋ぎたい。いなければ第三者譲渡でも残したい、と考えるのが通常です。

開業20年を超えると再診の定期処方が増え、患者数は繁栄期の6~8割に減ります。医師のやる気が患者数に影響を与え、体力の限界を感じると増やそうとしても気力が続かないことがあります。

診療科による患者数の変化

診療科目で引き継ぐ患者数は変わります。急性疾患通院回数の多い診療科(皮膚科眼科整形外科等)は、患者を引き継ぎやすく、慢性疾患中心の診療科は、診療方針の違いや患者フォローができていないこともあり、引き継ぐには十分な説明と一定期間を要します。

承継後の患者トラブル事例

医局の先輩から承継したものの、診療方法の違いから患者が前院長へクレームを言うケースがありました。新しい診療方法が受け入れられず、患者が減少2年で閉院に至った例もあります。患者は思うようにならないことを理解しておく必要があります。

患者層と診療内容の確認

診療方針は異なるため、患者層診療内容の確認、患者への診療対策が重要になります。

通院期間が長ければ患者都合を受け入れているケースも多いですが、中にはわがままな患者もいます。

患者の為を考え処方を変えようとすれば、クレームや患者離れに繋がりやすいのが実情であり、ある程度の患者減少は覚悟していなければなりません。

高齢化と承継戦略

小児科等一定の診療科を除けば年々高齢者割合が増えます。承継で安定収入を期待しても、立ち上がりのみで、新患を増やさなければ収益は増えません。患者数の少ない承継は過去のイメージが離れないため、新規開院(リニューアル開業)をアピールする方が地域に浸透しやすい場合もあります。患者は新しい医療や治療等、時代に応じた診療を期待します。

集患のための見直しと対策

診療時間や標榜科目の見直しも必要です。間口が狭くなる診療体制では、患者を増やせません。安全なスタートとは、患者を引き継ぎ新たな患者を増やす診療を広げることです。承継時期も繁忙期に近い時期を選んだ方がいいでしょう。承継でも新規開業と変わらないため、新患を少しでも早く獲得する対策が求められます。

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