人件費にお金をかけたくない内科クリニック「賃金がもったいない」 その1
[2020.03.17]
開業して3年が経過した。競合のある地域だが、日曜診療もあって患者も増え現在では一日当たり平均患者数は40~50人。開業当初は常勤者を医療事務と看護師各1人ずつ採用した。開業時からスタッフが集まりにくい地域であるためスタッフをそろえるのに苦戦した。そういう背景もあって看護師の資格を持つ院長夫人も週に数回、事務等を手伝っている。
患者が思うように増えない時期は、スタッフの仕事ぶりが気になる。患者が少ないにも関わらず業務の片づけやレジ清算等で手間取り超過勤務になると「その分賃金を支払わなければならないのか?」と確認してくる。特別の理由がなければ認めなければならない。仕事に慣れるまではどこでも発生する残業である。患者が少なければなかなか業務を覚えられない。急に混んだりするとレジ間違いなど予想以上に時間がかかり遅くなる。そのような状況が続くと「人を入れ替えたい」常勤は経費的にもったいないと考え始める。
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