パートの有給休暇を認めたくない内科クリニックその1「働きやすい職場とは?」(DSS:職場活力)
スタッフ10人未満、特に開業して5年未満の小規模クリニックでは夕方の遅い時間帯や常勤者の有給取得(消化)、繁忙期の対応を含めてパートスタッフの採用は欠かせない。その為には、扶養範囲内で働く主婦層を上手に採用する事が必要となる。子供が小学校低学年を過ぎれば、働ける時間も広がる。学費など収入も必要となるので、一定のパターンで採用することが出来れば長続きする事が多い。働き方にも変化が見られるようになった。クリニックでは勤務調整などをしやすいように複数のパートスタッフを採用する事が多い。扶養範囲内ギリギリまで働きたくても出来ない。ダブルワークを求めて応募してくる人材が増えている。また、当初は一定の収入(勤務時間)で雇用契約をしたが、収入を増やしたいと申し出るケースがある。他のスタッフの勤務を減らすようなことが出来ないとわかるとさっさと退職するケースもあるので定期的な確認が必要になる。
それなりに働ければから目的をより明確にして働くケースが増えている。雇用条件は、月の具体的な収入額や勤務日時までに及ぶ。雇用側が都合よく自由に使えるような人材は少ない。ネットで他のクリニックや派遣会社との雇用条件を比較することも多いので、上手に使おうとし過ぎると試用期間中に退職してしまうこともある。採用する側の雇用条件に関する考え方も他業種に比べると認識が甘い。現在の雇用情勢にそぐわない対応をするケースが後を絶たない。そういうクリニックはパートでも入れ替わりが多い。特にパートの有給付与では、希望時に休みを取らせることが出来るから、有給など使う必要がないと考える。パートスタッフは、学校行事や自宅の用事などに休めて、有給取得が可能で賃金も減らない。上手に収入を得られることが、働きやすい職場の条件となっている。
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