スタッフの働きやすい環境、職場復帰できる体制を整えておこう(DSS:職場活力)
正職員とパートでは働き方が異なる。正職員は、しっかり働き生活できるだけの多い収入を求める。パートの場合には、正職員として働けない事情があり、その中でも上手に収入を得たい人材が多い。多くは子育てをしながらになるので、行事や急病などの休暇や有給のとりやすい体制を整えておくことが必要になる。お互いにカバーでき易い人員体制が必要になる。働く環境も考えなければならない。お昼休みなど外出を好まないケースもあるが、一定のルールの元に自由に休み時間を利用させるべきである。6時半以降の診療がある日は、夕方休憩を入れるなどの勤務体制の工夫も有効である。また、スタッフ家族へ対する配慮などもあれば、緊急時など協力的な対応してもらいやすいので考えたい。スタッフ同士の年齢や相性も重要な要素となる。年齢の近いスタッフが多ければ、スタッフ同士のトラブルが発生しやすい。子育てするスタッフを採用するのであれば、できれば同じ境遇のスタッフがいるのが好ましい。そうすれば働きやすく感じるだろう。
これまで特例で除外されていた産休や育休に対する対応も検討しなければならなくなった。これまでは産休や育休になると復帰するタイミングが計れないからと退職となり、新たなスタッフを採用した。復帰予定があれば産休や育休要員が必要となる。そのようなことに対できるルートの確保を考えなければならない。その手段として人材派遣や紹介会社の利用方法を知っておかなければならない。最近は育休産休のスタッフを復帰させるケースが増えている。新しいスタッフを採用し育てるより、戦力なるからである。パートとしてでも復帰してもらえればクリニックにとって有効となりやすい。