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「サラリーキャップ制」導入について考える(DSS:サポート)

[2009.12.18]

【サラリーキャップ制について】

医療機関の給与総額は、一般の会社と異なって原価計算に対する考え方や利益配分に関する考え方を利用することは少ない。病院では取り入れるケースはあるがクリニックでは職員数も少ないのでいわゆる「どんぶり勘定」がほとんどといえる。クリニックの給与の医業収入に対する割合は(院長除く)30%前後が多い。ということは30%を最大限としてその枠の中で職員どう配分していくかということを検討すればよいということにもなる。

先日某施設前年度より職員給与費が10%も増加していることろがあった。その理由は各職場で回らないという理由でパートや人員増加したということであるが全く無計画であり、試算表など経営指標を理解していながら何も感じていない。その施設では年間の給与費に対する最大限の金額を決定し、その範囲内で給与費を考えさせることとした。給与費総額の増減と人員を時系列で追っている医療機関は少ない。会計事務所等の協力を得て一度は「サラリーキャップ制」について検討することも必要と考えられる。

 

 

 

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